無題就活というやつで、面接官とやら、見ず知らずの人に自分の深い部分を知られないといけないなら、もう誰に知られたっていいと思った。これは『.世界への求愛』という、壮大なお気持ち表明。友だちにも誰にも言えなかったこと、必死に求めながらも必死に抑えつけていたこと。大人になったら人の話を聴くことなんて当たり前なのに、子供の話はなんで誰もちゃんと聴いてくれなかったんだ。2025.03.11 00:21
すきだったひとの話彼女に関して忘れられない出来事をいくつか。小学6~中2の時、好きな女の子がいた。端的に言えば、私はその子の奴隷だった。すべて従ったし、自分から彼女に意見することなど決してなかった。一挙手一投足、彼女の許可をとった。・小6の時、彼女の家で英会話教室が開催?されていて、私はそれに通っていた。英会話教室は2階の一室でやっていて、隣室が彼女の部屋だった。授業の前後に、私はしょっちゅう彼女の部屋に入り込んでは(もちろん招かれたので)、漫画を読んだりしていた。授業が終わると、急な階段を降りて、すぐ下の玄関から彼女に見送られて自分の家に帰った。夜になることが多かった。ある日の授業終わりに、部屋をでると、彼女の部屋に来てと言われたので行った。そこでハグをされた。唐突に、何の言葉もなく。私より背の低かった彼女の、ふわふわした体がぎゅっと押しつけれられて、頭の中はパニックだった。ぴくりとも動くことができず、どれほど時間がたったろうか、これまた唐突に彼女は私の体を離し、もう帰って、と背を向...2025.02.25 08:47
無題どんな人生をおくりたいか?望みはわずかしかない。カフェでコーヒーを飲む。一心不乱に読書する。ときどき電車で遠くへ行き、知らない景色を眺める。これらを続けられるだけの一生が欲しい。ほかの物事は取るに足らない。音楽も、友人も、すべてかざり物。2025.02.03 14:41
旅日記・2025/1・日帰り名古屋日程:2024/1/20(共テ休み) 日帰り移動手段:近鉄特急行き先:名古屋 鉄道博物館、名古屋港旅のお供本:チェーホフ傑作短編集 『ヴェーロチカ・六号室』頭がワーッとなってたし、前の旅行から結構日も空いてたので、ここらでガス抜きが必要だと判断した 本当は一泊2日で浜松(中田島砂丘や浜名湖)にも行きたかったんだが、名古屋〜浜松間が大阪〜名古屋とほぼ同じぐらいと思いの外遠かったので萎えてやめた。 モーニングにやたらと行きたかった。7:30家を出る 上本町までいつも通り コンビニで朝食におにぎりとほうじ茶を調達 こういう時、いつも思い出すお話がある。昔読んだかいけつゾロリの、張り込み調査のエピソード。あんパンと牛乳orおにぎりとお茶?2択が提示され、読者は選ぶんだけど、登場人物の一人が牛乳派、もう一人がお茶派でどっちもいいね!みたいな話だった。朝ごはんをコンビニで買うと必ずこの話を思い出す。張り込み調査の時にはおにぎりとお茶を買う大人になったよと。おにぎりの方が腹持ちが良...2025.02.03 14:28
自己と世界を溶かしあいたい彼女が欲しい。恋人が欲しい。なんだっていい。ひとの形をしていれば。動機さいしょはまあ、しょうもないきっかけだ。2024年12月。寒い。異様に寒い。もうだめだ。今年の冬こそしんでしまう。こんなの、乗り切れない。─恋人なくして。そう思っただけ。 それに最近、周りのお友達がやたらと彼氏を作っている。いちばん衝撃だったのは、高校からの友人に彼氏ができたこと。日記にも書いた。衝撃的なことだったので、まるまる1ページかけて、彼女を彼氏(ややこしいな?)に奪われたことのうらみつらみと、自分が彼女になにをしてあげただろう、なにもできなかった、完敗だ、不甲斐ない、ということを書いた。と、まあ、あの子にさえついにかれぴっぴができたのだということで、自分はどうなのだろうと振り返るきっかけになった。そして、2025年1月下旬。恋人が欲しいと思うさらなる理由ができた。タイトルの欲求である。大学の教職課程で、「教育原理」という授業を受けていた。そこで教科書として使った、「キーワード 現代の教育学...2025.02.03 11:44
一人称への違和感私の一人称は「私」である。声に出すと「あたし」に聞こえる時もある。日本語に一人称は数多あるが、実は、一人称は選べないものなのだ。女子なら「私」男子なら「俺」と、小学生から中学生になる頃半ば強制的に変革を迫られる。でも私は私と自称するのに納得がいっていない。そう呼ぶしかないから使っているだけ。みんなそうなんじゃないか。私の周りにいる人みんな。自分のことを「私」と呼ぶのに100%納得のいっている人っているのか。「私」にはフェミニンなニュアンスがあると思っているから。もしくは私小説の中でしか出てこないもの。「おれ」が好き。ひらがな。破擦音のある「わたし」よりやわらかいし短い。「ぽれ」も良い。一人称をなんて呼ぶか、誤魔化している者の感じがする。ある友人のRちゃんは頻繁に「ぼく」と言う。「ぼくっぴ」の時もある。その素直な響きが、とても彼女の人柄に合っていて素敵だ。微妙に多様性のある一人称のせいで、むしろ選べない不自由が生じてくる。韓国語の「ネ」英語の「アイ」フランス語の「ジュ」...2024.12.09 10:30
友人R蚤の市を訪れた。一通り見て回った昼下がり、賑やかし大道芸人がいた。カラフルなバルーンアートを大人たちに配っていたので受け取った。長い持ち手の先に、黄色い花が咲いている。黄色のバルーンにはニコちゃんマーク。私はほくほくとした。友人のいる方を振り返る。彼女らは、何の役にも立たないけれど、日々のささやかな幸せを生み出すものが好きな優しい人たちだ。カスタネットを毎日カバンにしのばせて、タイミングがあることに打ち鳴らして楽しい気分になっている。周りに人がいようがお構いなしだ。一人ははたからみれば邪魔以外の何ものでもない、長すぎるネイルやデコりまくったスマホケース、大ぶりなアクセサリーを飽きもせず毎日身につけている。もう一人は、たまに学科の人たちにお菓子を配り歩いている。ポップなモチーフが大好きで、優しい色が好き。そんな傍若無人な、理解はできないけれど楽しそうだからまあいいかと思わせるような愛嬌をもちあわせる友人たち。そんな彼女らだから、バルーンアートも、かわいい〜っと愛でるのだ...2024.12.08 15:21
「この話はオフレコで。」 なぜ、この言葉にこんなにもときめくのだろう。「オフレコ」という耳慣れない言葉を、初めて知ったのは、一、二年前に雨瀬シオリさんの『ここは今から倫理です。』という漫画を読んだときだ。同時期に山田裕貴主演のドラマも見た。無口で無愛想で冷血漢な高校の倫理の先生・高柳が、一人の生徒ととある秘密を共有する時の台詞。めずらしく感情を乱したあと、生徒の前ではじめて口元をゆるめて、人差し指を口に当てる。「この間、触ったじゃん あたしの手……」「……あれはオフレコで!」 シンプルに山田裕貴が好きだったし、教師としての高柳に憧れを抱いていたので、この場面にどうしようもなくドキドキしてしまった。私(生徒)しか知らない先生の顔。私だけに向けられた瞳。秘密の共有。なんて甘美。 この場面を大事に胸にしまっていたところ、リアルでこの言葉を発する人間に出会った。「オフレコ」という言葉を使う人間、人生で二人目の発見。深夜のベッドで通話を繋ぎながら、明日からの出来事における不安や懸念を打ち明けようとする...2024.10.06 13:51
ファミレスにて今夜は母が不在なのをいいことに、最寄駅のファミレスに来た。ファミレスでは、駅や大学周辺など、普段歩く場所では見られない人たちを見ることができる。要するに、ドリンクバーで居座って長々と駄弁る学生グループや、そろいもそろって暗い服を着た中高年の大家族とか。ドリンクバーに背を向ける格好で、一番入り口近くの席に座っているので、出入りする人がよく見える。たまにレジを打ちに出てくる店員は女性が多い。皆一様に覇気のない声をしている。ハンバーグとゆで卵の乗ったミートソース・パスタと、チェダーチーズのサラダと、ドリンクバーを頼む。しゃべるロボットが運んできたパスタは、厚いハンバーグとゆで卵が丸々一つ乗っていて、圧巻の光景だ。少しずつ口に入れる。日記帳を開き、ここ1週間ほど書けていなかった一行日記を少しずつ書き進める。ペンとノートを机の上に散らかして、ドリンクバーをごくごく飲んで、大きなハンバーグを頬張って、いかにも学生といったシチュエーションに浮き浮きとする。日記にも書いたが、今月は充...2024.07.30 12:27
旅日記・2024/7・滋賀県草津日程:2024/7/14 日帰り移動手段:JR行き先:滋賀県草津市 琵琶湖博物館、水の森水生植物園旅のお供本:村上春樹『1Q84』一巻8:00起床8:20のバス JR天王寺から大阪,京都を経由 やっぱ京都通ると人多すぎて絶対座れないからやだなー!10:30JR草津到着 駅の雰囲気岡山とか石川に似てる、地方のまあまあ栄えてるとこって感じ11:00琵琶湖博物館への道中の国道にあるマクドで休憩 ちょっと歩きたい気分だったから10:30発のバスを見逃して歩いて途中乗車しよう!と思ったら次のバスが1時間後で……博物館まで8キロ、このまま歩いてもよかったけどあまりにも蒸し暑い曇天でしんどくて……直射日光ないだけましやけどね(この日の気温30℃前後)~14:00ごろまで 琵琶湖博物館 13:30にデカアザラシの餌やりタイムがあったのでどうしても見たかった(見れた)(バイカル湖固有種のバイカルアザラシ、目と爪とお腹がデカい) お土産屋さんで学校で友人に渡す用、兼、私の昼ごはんの鴨サブ...2024.07.16 21:22
七月のつれづれ 文章を書きたい、書きたい、書きたい、というどうしようもない衝動に、この数日間襲われていた。金曜に発表する演習のレジュメがまだ1000字しか書けていないのに、先週サークルの定期演奏会が終わったばかりでまだ余韻に浸りきれていないのに、長いこと文章を書かなさすぎて文章力の衰えを自覚するのが怖いのに。書かない理由は無数に挙げられる。だけど、この夕、「本当にやりたいことを我慢している時特有の焦燥感」がピークを迎え、これは……この状態でレジュメ書いてもいいものはできないだろうと直感したので、授業が終わって偶然会ったサークルの友人と二言三言会話をして、大学から帰る駅の近くのサンマルクカフェに飛び込んだ。今カフェのWi-FiでPCを開いている。18時を過ぎてしまうと、大学近くに点在している個人経営のカフェは大抵どこも閉まっているし、wi-fiが確実にある場所、という点でやはりチェーン店しか居場所がなかった。せっかく地元を離れて遠距離通学しているのに、結局どこにでもあるカフェか、とい...2024.07.09 10:18
二次創作と結婚指輪iPhoneメモから発掘 2023/5/23二次創作において①結婚指輪、②結婚式のモチーフが出てきたらちょっと萎えてしまう理由を考えた 理由①精神的な繋がりを前提とする関係の間に物質を介在させることでその関係が崩れるような気がする②現実世界の同性婚の問題と切り離して考えられない(BL、百合の場合)私の中では『強固な精神的な繋がりのもとに自発的に一緒にいることを選んでいる二人』というのが至上①について結婚指輪が登場すると、それに一緒にはいられないけどモノで繋がっているよ的な役割があたえられているのか、そういう展開があるのかと条件反射で勘ぐってしまう(小説の読み過ぎ)創作物において結婚指輪が示唆するもの(個人のイメージ)[二人が想いあっている]死別 離別 形見 二人は一緒にはいられないけど指輪(モノ)で繋がっている[片方もしくは双方の感情が離れている]束縛 不倫(指輪を隠して他の人に抱かれる)だって感情を物に託すってことは何かしらそうしないといけない必要性があ...2023.11.28 13:30