iPhoneメモから発掘 2023/5/23
二次創作において①結婚指輪、②結婚式のモチーフが出てきたらちょっと萎えてしまう理由を考えた
理由①精神的な繋がりを前提とする関係の間に物質を介在させることでその関係が崩れるような気がする
②現実世界の同性婚の問題と切り離して考えられない(BL、百合の場合)
私の中では『強固な精神的な繋がりのもとに自発的に一緒にいることを選んでいる二人』というのが至上
①について
結婚指輪が登場すると、それに一緒にはいられないけどモノで繋がっているよ的な役割があたえられているのか、そういう展開があるのかと条件反射で勘ぐってしまう(小説の読み過ぎ)
創作物において結婚指輪が示唆するもの(個人のイメージ)
[二人が想いあっている]死別 離別 形見 二人は一緒にはいられないけど指輪(モノ)で繋がっている
[片方もしくは双方の感情が離れている]束縛 不倫(指輪を隠して他の人に抱かれる)
だって感情を物に託すってことは何かしらそうしないといけない必要性があるってことでしょう 大切なことは言葉にできないはずだから、推しカプのとうとい関係性が結婚という一般的な単語に堕してほしくない フワフワ曖昧で言葉にできない関係に萌えを見出しているので……現実的に結婚できないのに、二人で恋人のような暮らしして、その先に進む必要がないのに、結婚指輪なんてモチーフ持ち出す意味がない
②について
結婚というのはあくまで事故とか葬儀の時にそばにいさせてもらえる権利だったり誰々の妻/夫という肩書きを得たり、遺産相続できたり、そういうものを手に入れるためのいわば事務的手続きを円滑にするために結ぶ契約だと思ってる
ほかには、結婚ということ自体に、一度してしまったらその後の生活がうまくいくイメージがない、一緒にいることに義務感が生じる(一緒にいたいと思わなくてもいなきゃいけない)、結婚は自由を縛るもの、というイメージがある
そういう現実味のあることを結婚というワードから連想してしまうため
推しカプのいる世界では全てが二人の愛で完結するファンタジーな世界線なのでそういうワードを出されると萎える
例えば現代日本で生活する男性カプだったら、結婚するとなったら現実的に考えて同性婚はできない からそういう活動をしよう、となるはず
現代での同性+結婚 というワードはそういう文脈で使われる印象が強すぎる
そのためたとえ推しカプだとしても結婚と言った瞬間その世界観に結びつけられてしまう
現実の日本の同性婚の問題と切り離して考えられない
だから結婚というワードを出されると夢が壊れる感じがする
婚姻は法的に「家族」というユニットに参加し、社会システムの恩恵を受けるためのもの
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