スマホのメモから発掘したもの。メモの日付は2023/4/25。
センシティブかも
『腐女子、なぜすぐ推しにセックスをさせたがる?問題』に未だに答えを出せていないけど、それがもし「推しの普通じゃ見れない姿を見てみたい」という欲求からなのなら、「墓参り」ももしかしたら同等の行為なのではないか、と思った。
ずっと疑問だった。二次元ジャンルは、インターネットに少し潜ればたいていエロが見つかる。初めてpixivでR18検索をオンにした時、作品数が一気に増え、一瞬にして画面がピンクに染まって驚いたのも記憶に新しい。正直、好きなキャラのこんなところ見たくないのに、と思っていたキャラでも、そういったものを繰り返し見ているとなんだか心地よくなってくる。次第に、ふつうの微笑ましい二次創作じゃ満足できなくなってくる。
オタクとして二次創作文化に触れたばかりで、何もかもが目新しかった時は、推しカプセックスは中毒性さえ感じるほど魅力的なものだったし、二次創作といえばほのぼのもいいけどエロがなくちゃ!とまで思うようになっていった。いいねの数だけ媚薬飲ますとか、○○の部屋とか、ありとあらゆる方法で描かれる推しカプセックスが、こんなものもあるんだ〜!とおもしろくて仕方がなかった。
しかし、オタクとして歳を重ね、いろいろなジャンルをそれなりに見てきて、ワンパターンすぎやしないか、と思うようになってきた。
推しカプ、いつもセックスしている。それもありとあらゆる方法で。公式絵以外で想像すらできないキャラだろうが、性行為そのものに抵抗しそうなキャラだろうが、絶対にセックスしなさそうな二人だろうが、オタクは容赦がない。
私は次第にこんな疑問を抱くようになっていった。なんで二次創作となるとこんなにもエロばかりなのだろうか。
本当にわからないのでとりあえず私は、「推しの新たな一面を見てみたい」からだと理解することにした。いつもかっこいい推しぴの受け顔が見られるのは二次創作だけ!
……となると、別の方法でも良いのではないのだろうか。確かにセックスする時の表情はセックスさせないと見れない。が、クールな推しぴのクールじゃない顔が見たいなら、他に何かあるはずだ。そう、たとえば、「墓参り」とか。
なんで墓参り?それは私が昨日東リベの映画を見たからだ。以下、私が「墓参り萌え」を感じた箇所を説明する。
やんちゃな6人の男の子が東京卍會という不良グループを結成した。その総長が、猫のような性格だが喧嘩の強さから一目置かれているマイキー。ある日、グループの一人(一虎)がマイキーの誕生日プレゼントに彼が欲しがっていたかっこいいバイクをあげようともう一人(場地)を誘った。バイク屋さんに例のかっこいいバイクが置かれているのを見て、一虎は盗みたがり、場地は渋るも流され、二人で犯行に及ぶ。決行の時、場地がバイクを持ち出し一虎が出口を開けに行ってるとき、バイク屋の店主に見つかるが、場地はそれが自身もよく知るマイキーの実兄であることに気づく。そこへ、それに気づかない一虎が口封じのために店主を打ち殺す。事後、場地から彼はマイキーの兄だと告げられた一虎はショックを受ける。二人がマイキーのために盗もうとしたバイクは、兄がマイキーのために準備していたものだった。二人は当然逮捕され、大好きな仲間たちに誤って兄を殺されたマイキーが取り残される。時は変わって大人になり、マイキーと東京卍會の他のメンバーでマイキーの兄の墓参りをする。
夏休みのようなシチュエーション、マイキー兄の墓は集団墓地の端っこ、道路に近い場所の木陰にあり(想像が多分に入っている可能性あり)、横からのカットが印象的だった。マイキーが一人墓前に膝をつき、ドラケンたち忠臣と傍観者タケミチが周りを取り囲む。やむを得ない事情があるので、すこしの悲しみは浮かべることはできても、怒りを表明することはできない、やり場のない気持ちで唇を歪めるマイキーの美しさ。神妙な面持ちでマイキーの心情に寄り添おうとするドラケンたち。
このせつなさは、推しカプ同士で共有しても、一人で抱え込んでも良いものだ。画面の外から彼らを眺めて消費する側としては美味しい。
要するに、墓参りって、「イイ」よねっっっ!!!!!!ということだ。
こんなに長々と書いたが、「推し(カプ)の墓参り」が推しカプセックスと同じくらいメジャーになって欲しい!!!!!!!!!ということなのである。だって萌えるもん。誰のために墓参りするのか、どんな気持ちで、周りにいる人はどう思ってて、墓場の雰囲気はどう、とか。想像もたくさん刺激される。これは本来の墓参りの役割、雰囲気を無視して、推しカプを美味しく消費することだけを考えて書かれた文章であることを了承していただきたい。不謹慎、それくらい私も感じている。でも人の死なんてすでに手垢のついたエンタメじゃないか。
というわけで、みんなも推しカプに墓参りをさせよう!!
0コメント